ちょうど今は、お中元のピーク時期を迎えていますが、ここ最近でギフトの概念がかなり変わってきたと思われます。と言いますのも、以前は、お中元、お歳暮が、ギフトの年間における割合のほとんどを占めていましたし、「ギフト」という呼び名自体も最近使われるようになってきました。では、以前と何が違ってきたのかと言うとまずは、時期です。お中元、お歳暮という枠を越えて贈りたいときに贈るという風潮が高まってきました。
それは、その他のイベント、例えば誕生日、記念日、バレンタインデー、クリスマスなどが後押ししたとも言えます。お世話になった方には、その時に気持ちを伝えた方がより効果的であり、単なる慣習としてのお中元、お歳暮が変化をしていると考えられます。次に贈るものの変化です。以前は、海苔や調味料、飲料などの詰め合わせが主流でしたが、最近では、産地直送の物や有名洋菓子、和菓子店のお菓子、老舗のお総菜などがとても人気を集めていますし、有形のギフトではない温泉旅行とか体験を贈る方も増えてきました。
そして、スマホ、PC等で利用できるカードも手軽で便利なためよく用いられます。贈り物をする人も以前は、お世話になった会社の上司等への年間を通じた挨拶に使われていた物が今は、ごく身近な家族や知人、友人、同僚と言った人達へとより幅が広がって来ています。義理より真の付き合いに対する評価の表れと解釈する事も出来ます。より、幅の広がった贈り物で大切な人を笑顔に出来るそれがギフトです。